Lactium®の発見は、「赤ちゃんが母親の母乳を飲むと安らぐのはなぜか」という素朴な疑問を抱いた事が発端となっています。その後、長年の研究開発の結果、乳タンパク質を加水分解した特定のペプチド(デカペプチド)にリラックスや安眠効果があることが分かりました。
赤ちゃんの体内には、トリプシンという酵素が豊富にあります。ミルクに含まれる乳タンパク質(カゼイン)をトリプシンにより加水分解することで、リラックス効果のあるデカペプチドを生成することができます。しかし、成長とともに主要なタンパク質を分解する酵素が、トリプシンからペプシンへと変わっていき、デカペプチドを効率よく生成することが出来なくなります。
カゼインとは、牛乳のたんぱく質のうち、約80%を占めている栄養素で、カルシウムを大量に含むカルシウム結合たんぱくです。
Lacium®は、生理活性デカペプチドを含むミルクタンパク加水分解物で、リラックス効果があります。